子ども・教育
給食の改善に関する検討について
2025年07月受付 給食の見栄えについて、SNSでの批判やニュース報道がありましたが、管理栄養士として意見があります。
今回の一連の報道がきっかけで「もっとおいしい給食プロジェクト」を立ち上げ、改善が検討されるようになったことに疑問があります。
給食は子どもたちの健康を支えるものであり、改善の判断は子どもや保護者など当事者の声をもとに行うべきではないでしょうか。また、学校の給食現場には専門資格を持つ経験豊富な管理栄養士や栄養教諭がいるにもかかわらず、プロジェクトメンバーを外部から招集しなければならなかったのでしょうか。
給食現場は、衛生管理や栄養基準の遵守など、高度な専門性と責任を伴う業務です。改善を図るには、まず現場の声を聞き、必要な予算や待遇の見直しを行うことが重要だと考えます。
「もっとおいしい給食プロジェクト」は、令和7年2月に本年度2学期からの給食費無償化を発表した後に、予算の都合で給食の質が低下するのではないかとの心配の声が寄せられていたことから、無償化後も子どもたちにもっと喜ばれる学校給食にしていくために、給食の質をさらに高めていく取り組みについて検討を進めていたものであり、今回の一連の報道やSNSでの批判を受けたことがきっかけではございません。
また、今回開催した意見交換会は、食に関わる様々な民間の方々からアイディアや意見をいただくものであり、栄養教諭や調理員、児童・生徒、保護者からは別途、意見をお伺いすることとしております。
今回のプロジェクトは、これまでの学校給食の既成概念にとらわれず、様々なアイディアを取り入れることにより、子どもたちのために学校給食をより良くしていく取り組みであり、現場の栄養教諭ともコミュニケーションを取りながら進めていくこととしておりますのでご理解ください。
お問い合わせ
部署: 教育委員会教育支援部給食運営課
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FAX番号: 092-733-5865
E-mail:kyushoku.BES@city.fukuoka.lg.jp