寄せられた市民の声

プラスチックごみの分別回収が予定されているとのことですが、デメリットが多いのではないかと感じています。以下の疑問点について教えてください。

１．分別にかかるコストが増え、現在の指定ごみ袋の値段が上がりませんか。また、プラスチックごみの指定ごみ袋はいくらくらいになりますか。

２．プラスチックはごみを焼却する際の燃料となるため、分別の結果、火力を強くしないといけなくなり、二酸化炭素排出量が増えませんか。

３.プラスチックごみを出すときは汚れを落とす必要があり、洗浄が不十分なものは分別できないと聞きました。また、そのために洗剤が多く使われ、海に流されることにより環境への影響が心配されます。

４．回収頻度は、どのようになりますか。月１回だとすれば、その間の保管場所に困ります。

５．福岡市のごみ焼却施設では、ダイオキシン類の排出を削減するため各種対策がとられており、測定結果は国の基準を大幅に下回っているとのことなので、プラスチックごみを分別回収する必要はないと思います。

　貴重なご意見ありがとうございます。
　お尋ねのございました点についてご回答いたします。

１．福岡市における指定ごみ袋の価格につきましては、ごみ減量・リサイクルの行動を起こすきっかけづくりの観点や、周辺の市や町の状況を踏まえ設定しており、ごみ処理にかかるコストをもとにしているものではございません。プラスチックごみの指定ごみ袋の値段につきましても、分別に積極的に取り組みやすいような金額設定になるよう、今後検討してまいります。

２．プラスチックごみの分別による燃えるごみの焼却への影響につきましては、すでにプラスチックごみの分別収集を実施している本市と同規模の他都市におきましても、新たに助燃材の投入などが必要となる状況は生じておらず、焼却時のCO2排出量の増加につながることはないと考えております。

３．プラスチックごみの排出にあたり、洗剤で洗っていただく必要はなく、水で軽く洗う程度でも十分リサイクルが可能です。効率的なリサイクルのためには、市民の皆さまに適正な分別にご協力いただく必要がございますので、排出方法などにつきましては丁寧な周知・啓発に努めてまいります。

４．プラスチックごみの収集頻度につきましては、各ご家庭での保管場所・期間の観点や、令和５年度より市内一部地域で実施しているモデル事業の結果、他都市の実施状況などを踏まえ検討してまいります。

５．ごみ焼却量の削減は、ダイオキシン類の排出を削減することにもつながりますが、プラスチックごみの分別収集につきましては、プラスチック資源の循環や焼却に伴うCO2排出量の削減などの観点から推進して参りたいと考えております。
　今後も引き続き、ごみ減量・リサイクルの推進に努めてまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。